腰痛治療 ~鍼の上にお灸をすえる~

朝晩と日中の気温差が大きくなってきました。
寒暖差が激しいと、体を適応させようと筋肉も自律神経も過剰に頑張ってしまいます。
寒暖差を繰り返すことで体のバランスを崩してしまい

筋肉的にはギックリ腰や肉離れ、こむら返りが起きやすくなったり…

自律神経的には体がだるい、重い、頭が痛い、むくみ、やる気が起きないなどの症状が出てしまいます。

今回の写真は寒暖差にやられてしまった
今週から出勤してくれている、
新人の女性スタッフ(渡部先生)の全身治療と腰痛治療です。

腰は灸頭鍼(きゅうとうしん)という治療で
ツボの上に鍼を刺し、その上にモグサをのせて火をつけて温めることで血液循環を良くしてコリと痛みを取る治療法です。これはかなり温かく、腰だけ温泉に入ってるようだと言われます。唯一、煙が出るのだけが難点です^^;

灸頭鍼の煙が苦手な方は台座灸という物で灸頭鍼のように温める事もできます。
こちらは薬局や大きいスーパーなどでも置いてあります。

台座の上に特殊加工された艾(もぐさ)が載っていて、シールを剥がして皮膚に貼って点火し、温める方法もあります。台座灸の種類は沢山あるのでスタッフごとに持っているブランドはバラバラですが、おばあちゃんの家にいるような、懐かしく優しい香りがすることが多いです。

今は煙がお香や花の匂いだったり、無香料のお灸もあります。台座灸は自律神経系の治療や慢性痛に効果的な温度(45℃〜50℃)を維持することができるので、よく効きます。

無煙のお灸
・釜屋https://amzn.to/3vn4lQT
・せんねん灸https://amzn.to/3viCCkc

いろいろな香り
・香木https://amzn.to/3xsUv1N
・くだものhttps://amzn.to/2QECZHb
・はなhttps://amzn.to/2S7ZViB

ツボ書籍
・お灸用のツボの本https://amzn.to/3eCfKpc

ちなみにこの後渡部先生は完全復活しました。
よかった…笑

今回、灸頭鍼で使ったツボは

・肝兪…全身の血と気の巡りを活発化。
・胃兪…胃腸の動きを活発化。
・腎兪…利尿作用を狙って浮腫み、だるさ取り
    純粋に筋肉の血流促進作用も。

季節の変わり目は体調を崩しやすいので、不調を感じたらゆっくりお風呂に入ったり、ストレッチを長めにしたり、スマホを見る時間を少なくしたりと、悪くならないうちに早めのケアをしていただければと思います。

関連記事

  1. 実は足の裏にも鍼灸治療できます

  2. 夏風邪?コロナ?夏場のエアコンの関係とは…

  3. 内装のデザイン

  4. 按鍼道のこだわり その2~空気清浄機・エアコン編~

  5. 検温とアルコール消毒が同時にできる…

  6. 按鍼道のこだわり その1~治療ベッド編~