エアコン掃除、クリーニングを数年以上していないご家庭は、長引くせきを伴う夏風邪や呼吸器疾患を悪化させてしまうことがあります。
コロナが流行するだいぶ前から夏風邪の方が増えたなぁと感じていたので、個人的に上記の分母は多いと思っています。
実はこの主な原因はカビで、菌名はトリコスポロン・アサヒやアスペルギルスという真菌。病名としては夏過敏性肺炎というもので、日本を中心とした東アジア特有の気候が関係しています。6~10月の湿気が高く暑い環境を好むため、昔と比べて高温多湿が進む日本では患者数が多くなってきました。
主症状は《発熱・せき・呼吸困難》と、コロナにも似たような症状です。コロナ検査で陰性が出ても症状が続いている方は、このような病気がある事も疑って良いと思います。ちなみにエアコンから酸っぱい臭いがする場合は酵母菌が原因だそうです。ホコリや汚れはカビや酵母菌の栄養源となるため、気温や湿気の条件が合わさると大繁殖しやすい環境になってしまいます。ホコリ掃除、あなどれません。。
というわけで、毎年恒例の全部屋のエアコン部分分解クリーニング清掃をお掃除本舗さんに行っていただきました!
按鍼道は出張施術がメインなのでクリーニングは必要ないかと思われがちですが、院内施術も日々様々な症状の患者様がマッサージ、鍼灸、整体を受けにいらっしゃいます。スタッフも常駐しているので全部屋まとめてクリーニングです✨
ちなみにエアコンクリーニングにも色々種類があります。
①お手軽な壁付けしたまま表面を洗浄するタイプ。
②次に部分分解をして高圧洗浄機をしっかりかけるタイプ。
③最後にエアコンをまるごと取り外して一旦持ち帰り、ネジまで完全に分解して洗浄して再び取り付けるタイプ。
③はお値段が跳ね上がります😅
②・③以上じゃないといけない理由は多々ありますが、①のクリーニングだとカビやウィルスがエアコン内部(ドレンパン・シロッコ・アルミフィン裏側等)に洗い残しが生じてしまい、カビが再発生してしまいます。クリーニングをしてもすぐにカビの臭さが出てしまったり呼吸器疾患が良くならなかかったりと、エアコンを購入して1〜2年以内の比較的汚れが少ない限り、①の選択はあまりメリットがありませんね…
↑通常のクリーニングは洗い残しの黒いカビの点々が大体残ります。家庭用エアコンであれば、壁に付いているエアコン送風口からライトで照らせば黒のシロッコファンの奥側上面にカビがかろうじて見えると思います。長年掃除されてないご家庭は背面がカビで真っ黒になるそうです。。。
写真にある通り黒いシロッコ(送風ファン)を抜いて裏面までしっかり綺麗になりました!
青色のバケツに入っている黒色の物体は高圧洗浄機をかけたあとの汚水です。
前回のクリーニングから1年前でもそれなりに汚水は出ますね^^;
最後はチタンコーティングもして、よりクリーンな空気になりました^^